サーブ・バイオファーマ株式会社

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鹿児島大学と糖尿病遺伝子治療に関する特許のライセンス契約を締結しました。

 当社は、国立大学法人鹿児島大学(学長:佐野輝、以下「鹿児島大学」)の小戝教授(当社取締役会長)の発明である多因子制御の増殖型アデノウイルス(m-CRA)を作り出す技術プラットフォームを利用し、アデノウイルスを遺伝子改変することにより、安全性が高く治療効果の優れたウイルス治療薬の研究開発を進めています。
 一方、鹿児島大学は、m-CRA技術を応用し、アデノウイルスをベクターとして、特定の細胞の成長や再生機能等を促進させる遺伝子を搭載した遺伝子治療プラットフォームを構築しており、中でも、鹿児島大学が保有する、肝細胞や膵島細胞の再生機能を賦活化させる遺伝子を搭載した遺伝子治療シーズは、半永久的に血糖値のコントロール機能を再生させることが期待され、画期的なⅠ型糖尿病薬としてのポテンシャルを有しています。
 今般、当社は、鹿児島大学が保有する上記シーズの社会実装化に貢献すべく、鹿児島大学との間で下記発明に関する独占的な特許ライセンス契約を締結しました。

【対象特許】
①糖尿病に対する低用量の幹細胞増殖因子遺伝子治療
 出願番号:PCT/JP2021/042463(WO2022/107853)
 出願日:2021年11月18日
②糖尿病に対するHB-EGF遺伝子治療
 出願番号:PCT/JP2022/008898(WO2022/186282)
 出願日:2022年3月2日

 当社はウイルス治療薬という新しいモダリティを活用し、遺伝子治療の新たな可能性を切り拓くため、引き続き鹿児島大学とともに研究開発を進めてまいります。