サーブ・バイオファーマ株式会社

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鹿児島大学と共同で腫瘍溶解性ウイルスに関する新たな特許を出願しました。

 当社は、国立大学法人鹿児島大学(学長:佐野輝、以下「鹿児島大学」)とともに、多因子制御の増殖型アデノウイルス(m-CRA)を作り出す技術プラットフォームを利用し、安全性が高く治療効果の優れたウイルス治療薬の研究開発を進めています。
 当社はこのたび、鹿児島大学と共同で、免疫刺激性遺伝子を搭載した新たな腫瘍溶解性ウイルスおよびその治療用途に関して下記の通り特許出願を行いました。
 本件の腫瘍溶解性ウイルス(m-CRA-2 IC)は、原発巣に対して高い治療効果を示す当社特許保有のサバイビン反応性腫瘍溶解性ウイルス(m-CAR-1)をベースに、さらに免疫を活性化させる遺伝子を3種類搭載することで、浸潤・転移した難治性がんに対しても高い治療効果が期待されるものです。当社と鹿児島大学は、m-CRA-2 ICに関する知的財産を早急に確保し、権利化することで将来の事業化が有利であると判断し、共同でまずは日本において特許出願するに至りました。

発明の名称   :腫瘍溶解性ウイルス及びそれを用いたがん治療
出願番号    :特願2024-7682
今後の出願予定国:米国、欧州、中国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、
         インドネシア、イスラエル、韓国、メキシコ、フィリピン、ロシア、
         タイ、南アフリカ、香港

 当社はウイルス治療薬という新しいモダリティを活用し、がん治療および遺伝子治療の新たな可能性を切り拓くため、引き続き鹿児島大学とともに研究開発を進めてまいります。