サーブ・バイオファーマ株式会社

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鹿児島大学と共同で糖尿病遺伝子治療に関する新たな特許を出願しました。

 当社は、国立大学法人鹿児島大学(学長:佐野輝、以下「鹿児島大学」)とともに、多因子制御の増殖型アデノウイルス(m-CRA)を作り出す技術プラットフォームを利用し、安全性が高く治療効果の優れたウイルス治療薬の研究開発を進めています。
 当社はこのたび、鹿児島大学と共同で、革新的な糖尿病遺伝子治療に関して下記の通り特許出願を行いました。
 本件は、膵臓への臓器指向性を有するアデノ随伴ウイルス(AAV)に、肝細胞や膵島細胞の再生機能を賦活化させる増殖因子遺伝子を搭載した遺伝子治療薬であり、半永久的に血糖値の上昇を抑制し、1型糖尿病をはじめとする糖尿病に対する治療効果と患者様のQuality of Life(QOL)改善を両立した治療が期待されるものです。
当社と鹿児島大学は、本件に関する知的財産を早急に確保し、権利化することで将来の事業化が有利であると判断し、共同でまずは日本において特許出願するに至りました。

発明の名称   :糖尿病に対するsHB-EGF強化治療
出願番号    :特願2024-059835
今後の出願予定国:米国、欧州、中国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、
         インドネシア、イスラエル、韓国、メキシコ、フィリピン、ロシア、
         タイ、南アフリカ、香港

 当社はウイルス治療薬という新しいモダリティを活用し、がん治療および遺伝子治療の新たな可能性を切り拓くため、引き続き鹿児島大学とともに研究開発を進めてまいります。