サーブ・バイオファーマ株式会社

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総額10億円規模の出資を受ける契約を締結しました。

サーブ・バイオファーマ株式会社(所在地:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:小戝健一郎)はこのたび、DCIパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田宏紀)が運営管理する大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合および鹿児島銀行系の鹿児島ディベロップメント株式会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役:宮脇道秋)が運営管理するかごしまバリューアップ投資事業有限責任組合の合計2社を引受先とする第三者割当増資等により、総額10億円規模の出資を受ける契約を結びました。

当社は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科遺伝子治療・再生医学分野の小戝健一郎教授(当社代表取締役社長)が発明した、がん細胞だけを攻撃し、正常細胞は攻撃しない「多因子制御の増殖型アデノウイルス」(m-CRA)を作り出すプラットフォーム技術を使って作製した「次世代の腫瘍溶解性ウイルス」を用いた、がんへのウイルス免疫療法の開発・実用化に取り組んでいます。今回の資金調達により事業の拡大・加速化を計り、革新的がん治療薬の承認・実用化と新産業創出を目指します。

■当社からのコメント

代表取締役社長 小戝 健一郎

「このたびDCIパートナーズ様、鹿児島銀行様から出資をいただき、サーブ・バイオファーマ株式会社を創業することができました。鹿児島大学発のバイオベンチャーとして、大学から生まれた研究成果を一日も早く患者様のもとへ医薬品として届けることができるように研究開発を加速してまいりたいと存じます。腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞だけで増殖してがん細胞のみを殺傷するように改変したウイルス医薬で、革新的ながん治療薬として世界的にも開発・実用化が期待されています。第一弾として独自開発した次世代の腫瘍溶解性ウイルスSurv.m-CRAを用いたウイルス免疫療法を、がんの新しい治療法として確立することを目指していきます。DCIパートナーズ、鹿児島銀行/鹿児島ディベロップメント株式会社、鹿児島大学と強力にタッグを組むことで、鹿児島から日本・世界の患者様に革新的医薬を届け、また新産業創出にも繋げることを目標としています。」      
鹿児島大学 小戝健一郎教授と研究室

■引受先からのコメント

DCIパートナーズ株式会社 代表取締役 成田 宏紀氏

「これまで小戝教授を中心に全てアカデミアが主体となって、非臨床開発から現在進行中の承認を目指した第Ⅱ相医師主導治験まで進められてきた事例は極めて稀であり、すばらしい成果をあげられています。今回の企業化および出資を通じて開発が加速されること、これからチームとして共に事業の発展に貢献させて頂けることを大変嬉しく思っております。また当社では、経営戦略や組織体制の構築も全面的に支援させて頂くことで、サーブ・バイオファーマの挑戦をサポートしていきたいと考えています。」

鹿児島銀行 副頭取 郡山 明久氏

「小戝教授の研究は、未だ根治の難しいとされる希少疾患を対象としており、社会的価値の高い研究です。より多くの患者様へ医薬品を届けるため、一日でも早い事業化へ向けて議論を続けて参りました。本事業の成功は、希少疾患を克服する大きな一歩になると期待しております。鹿児島から日本全国・世界へと広がる医薬品開発の支援ができることを大変嬉しく思っております。また、地元鹿児島での新産業創出は、地域経済の活性化に繋がるものであり、今後も積極的にサポートしていきたいと考えています。」

■鹿児島大学からのコメント

鹿児島大学理事(企画・社会連携担当) 岩井 久氏

「小戝健一郎教授の研究は、学術的価値はもちろんのこと、事業化の可能性・社会的価値も高く評価され、これまで国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)を始めとする省庁の大型競争的研究費を多数獲得されています。医学部の解剖学や生物学の教育ならびに大学院や全学部共通教育の先端医学教育などの多大な教育業務を行いながら、これらの大型研究を担うという厳しい環境の中で、自身が獲得した公的研究費で、科学研究からグローバルな非臨床開発、臨床開発までを成し遂げられました。本学の医歯学総合研究科(遺伝子治療・再生医学、附属南九州先端医療開発センター、革新的治療開発センター)、大学病院(整形外科・リウマチ外科、臨床研究管理センター、検査部、放射線科、消化器内科、探索的医療開発センター)、保健学科(臨床理学療法学)の協力・共同研究による医師主導治験、南九州・南西諸島域イノベーションセンターの協力による実用化活動が身を結び、今回の新会社設立に繋がりました。今後は2社のベンチャーキャピタルよりご支援を頂く新会社「サーブ・バイオファーマ株式会社」の事業活動により、病に苦しむ日本・世界の患者様へ鹿児島大学発の革新的治療薬がいち早く届くこと、新産業が鹿児島に創出されることを期待しています。その実現のため、本学も本ベンチャーに全面的に協力・支援を行ってまいります。」